“双生児”の読み方と例文
読み方割合
ふたご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
双生児ふたご現場不在証明アリバイは極めて不完全なものであったし、何よりも悪いことには、訊問が被害者の戸川そめ子の問題に触れる度に
石塀幽霊 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
世間の双生児ふたごにはめづらしい一つの胞衣えなに包まれて居たのでしたよ、などとこんな話を口の中でした瑞樹みづきの顔をのぞかうとするのでしたが
遺書 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
相談がまとまると、私達は何よりも先ず、神田の洋食屋の二階の、額の中へ隠して置いた、系図帳と双生児ふたごの日記のことが気掛りであった。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)