“私生児”のいろいろな読み方と例文
旧字:私生兒
読み方割合
かくしご20.0%
しせいじ20.0%
てゝなしご20.0%
ないしよご20.0%
みそかご20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私生児かくしごを抱えて、男から棄てられた彼女は、今さら誰に歎願してみようもなかった。何家どこの戸口を叩こうという当てもなかった。
小さきもの (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
背丈せいの高い、痩せた男で、亡き人の親戚であるという侍従職がそばに立っている英国人の耳もとで「あの青年士官は伯爵夫人の私生児しせいじですよ」
「お前の姉が私生児てゝなしごを産んだ。」
世の中へ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
私生児ないしよごを抱いて立つてゐた
漁村 (新字旧仮名) / 森川義信(著)
うねりたる地獄よみ私生児みそかご
しやうりの歌 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)