“蜿”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
うね60.4%
のた18.9%
11.3%
のたく5.7%
1.9%
もが1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“蜿”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本10.3%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行1.3%
文学 > 日本文学 > 戯曲1.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
一、Undinusウンディヌス sichジッヒ windenヴィンデン水精ウンディヌスうねくれ)
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
さかうろこを立てて、螺旋らせんうねり、かえつて石垣の穴へ引かうとする、つかんで飛ばうとする。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
利八の話によると、番頭と小僧はきょうまで熱が下がらないで、生殺なまころしの蛇のようにのたうち廻っている。
半七捕物帳:30 あま酒売 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
往来のまん中にも大きな蛇がのたくっていて、わたしは時々におどろかされたことを記憶している。
三浦老人昔話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
こうして弥生も半ば過ぎた頃、飛騨の高原をねりくねって洋々と流れる高原川の流域の砂地へ辿たどり着いた。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
大沢が、濶く、峡間に延びて、峡流の分岐したのが、幾筋となくねり、枯木が、踏み砕かれた、肋骨のようになって、何本も仆れている。
白峰山脈縦断記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
線路に近いところには低い堤がのたくってつづいて、紅い雛芥子ひなげしと紫のブリュー・ベルとが一面に咲きみだれている。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「どうしてのたくり込んだか知らねえが、大層な目方でしょうね。」
魚妖 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
長くねった皴折ひだの白い衣は、幾十回となく起伏を重ねて、凹面にはデリケートな影をよどませ、凸面には金粉のような日光を漂わせ、その全体は、単純一様に見えながら、部分の曲折、高低、明暗は、複雑な暗示に富み
高山の雪 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
さあ、言わないことか、花弁はらびらの中へ迷込んで、あぶめ、もがいても抜出されぬ。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)