“花弁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はなびら83.3%
かべん14.3%
くわべん1.2%
はらびら1.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ハンカチイフもて抑へければ、絹の白きに柘榴ざくろ花弁はなびらの如く附きたるに、貴婦人は懐鏡ふところかがみ取出とりいだして、むことの過ぎしゆゑぞと知りぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
花下かかにある五萼片がくへん宿存しゅくそんして花後かごに残り、八へんないし多片の花弁かべんははじめうちかかえ込み、まもなく開き、かおりを放って花後に散落さんらくする。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
狭い室内には、大きな二つの椅子と三つの画架、机、絵の具箱、カンヴァス、灰皿、大きな口のかけた壺のなかには、黒いダリヤが花弁くわべんをおとしてゐて、足のふみばもなかった。
秋は淋しい (新字旧仮名) / 素木しづ(著)
さあ、言わないことか、花弁はらびらの中へ迷込んで、あぶめ、もがいても抜出されぬ。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)