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『秋は淋しい』
ふりがな文庫
『
秋は淋しい
(
あきはさびしい
)
』
一時心配した時子の病氣も、だん/\快い方に向って来ると、朝子は毎日ぼんやりした顔をして子供のベッドの裾の方に腰をおろしてゐた。そして時子の寝てゐる間は、白いカーテンの巻き上げてある窓の方を見てゐる。 窓からは、毎日のやうに釣台で運ばれて来る …
著者
素木しづ
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新潮」1918(大正7)年3月号
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約16分(500文字/分)
朗読目安時間
約26分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
良人
(
をっと
)
夫
(
をっと
)
總
(
あら
)
先
(
まづ
)
許
(
ばかり
)
半町
(
はんちよう
)
花弁
(
くわべん
)
快
(
い
)
肋骨
(
あばらぼね
)
欄干
(
てすり
)
瞳
(
め
)
時
(
じ
)
悪寒
(
さむけ
)
玩具
(
おもちゃ
)
掌
(
てのひら
)
床
(
とこ
)
家
(
うち
)
裸体
(
はだか
)
喧
(
やかま
)
階下
(
した
)