“肋骨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろっこつ50.3%
あばら24.9%
あばらぼね20.4%
ろくこつ2.8%
ろつこつ1.1%
ほね0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
腹腔(ふくこう)のほうではもうずっと弱く消されていた。これは振動が固い肋骨(ろっこつ)に伝わってそれが外側まで感ずるのではないかと思うのである。
ねずみと猫 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「ううっ……」と、仰むけにぶっ仆れたお十夜は、ひとつ、大きな波を肋骨(あばら)に打って、こんこんと噴(ふ)きでる黒血の中に断末をとげた。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
五ヵ月ぶりで一切経(いっさいきょう)の中から世間へ出た時の範宴(はんえん)のよろこびは、大きな知識と開悟とに満たされて、肋骨(あばらぼね)のふくらむほどであった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
飴色(あめいろ)や暗紫色(あんししよく)をした肋骨(ろくこつ)と手足の骨とが左右に一間(けん)程の高さでぎつしりと積まれ、其(その)横へ幾列にか目鼻の空(うつ)ろに成つた髑髏(どくろ)が掛けられて
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
わたしの肋骨(ろつこつ)をこつこつとたたく
霙の中 (新字旧仮名) / 森川義信(著)
肋(あばら)を切り取る無気味の音が、ひとしきり部屋の中へ響いたが、やがて左右十本の肋骨(ほね)が、血にまみれながら、抜き取られた。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)