“腰椎”の読み方と例文
読み方割合
ようつい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たかしの弟は脊椎せきついカリエスで死んだ。そして妹の延子も腰椎ようついカリエスで、意志をうしなった風景のなかを死んでいった。
冬の日 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
戸台さんたらお酒をのむのがバレてね、腰椎ようついの注射がきかないのですって。腰ツイがきかなければ全身もきかないのだそうで、局部で手術うけて、痛がってうなっていました。
因業いんごうじじいだとか、厄病神だとか、早くくたばっちまえとかさ、ところが、——或るとき躯の調子がおかしくなり、医者に診てもらうと、腰椎ようついカリエスだということがわかった」
季節のない街 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)