“下顎骨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かがくこつ57.1%
かがっこつ28.6%
したあごぼね14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第十五圖だいじゆうごずをごらんなさい。たゞひとつの下顎骨かがくこつから想像そう/″\してると、こんな人間にんげん出來上できあがるのです。これを『ハイデルベルグじん』といつてゐます。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
しかし、頭の鉢が低く斜めにげ、さらに眉のある上眼窩弓じょうがんかきゅうがたかい。鼻は扁平で鼻孔は大、それに下顎骨かがっこつが異常な発達をしている。仔細しさいに見るまでもなく男性なのである。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
これは顔でも同じ事で、下顎骨したあごぼねの張つた頬のあたりや、やや大きい口の周囲に、旺盛わうせいな動物的精力が、恐ろしいひらめきを見せてゐる事は、ほとんど壮年の昔と変りがない。
戯作三昧 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)