下顎骨したあごぼね)” の例文
これは顔でも同じ事で、下顎骨したあごぼねの張つた頬のあたりや、やや大きい口の周囲に、旺盛わうせいな動物的精力が、恐ろしいひらめきを見せてゐる事は、ほとんど壮年の昔と変りがない。
戯作三昧 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)