“あばらぼね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
肋骨92.5%
助骨2.5%
肚骨2.5%
腋腹骨2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
洗濯板のようになった肋骨あばらぼね露出こっくりだいてヒョックリヒョックリと呼吸いきをするアンバイが、どうやら尋常事ただごとじゃないように思われて来ました。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
横腹には洗濯板のように助骨あばらぼねがあらわれ、息をするたびに、波のようにあがったりさがったりする。なにより奇妙なのはその背中だった。
キャラコさん:10 馬と老人 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
帽蛇コブラ(第四図)は誰も知るごとく南アジアからインド洋島に広く産する蛇で、身長六フィート周囲六インチに達し、牙に大毒あるもむやみに人を噛まず、頭に近き肚骨あばらぼね特に長く
をられ或は腰骨こしぼね腋腹骨あばらぼね皆打折れて即死せしもあり適々たま/\未だしなざるも然も哀れ氣にうめさま心地こゝちよくこそ見えたりけれ後藤は是をかへりみてヤレ/\たはいもなき弱虫よわむしめら只一打にて逃散にげちつたりシテまだ死切しにきら奴輩やつばら
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)