“尋常事”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ただごと94.7%
たゞごと5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一大尉一特務曹長そうちょうが軍法会議に廻されたという明日発表される軍憲の移動を話して、こういう重職の交迭は決して尋常事ただごとではない。
最後の大杉 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
「けさ私が大工と一緒に部屋を調べたときには、何もかもみな乾燥していましたが……。どうも尋常事ただごとではありませんね。おや!」
るのだらう……とにかくこれは尋常事たゞごとぢやない。」
雪霊続記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)