“範宴”の読み方と例文
読み方割合
はんえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「宇治だの」範宴は立ちどまった。足の下を迅い水音が聞える。やっと、黄昏れに迫って、この宇治川の大橋へかかったのであった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「では——ごきげんよろしゅう、和子さま、いや範宴様、これから寒くなりますから、おからだをな……どの、さようなら」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
範宴は、そう考えて、むしろあわれと見て過ぎたが、しかし、なんとはなく自身の中に、自身をさびしがらせるものがあることはめなかった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)