“親鸞上人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんらんしょうにん80.0%
しんらんしやうにん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
播州の書写山の性空上人しょうくうしょうにんというのが、これも一日一食で九十八まで生きたじゃ。真宗の親鸞上人しんらんしょうにんは九十まで生きたが、これも一日一食。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
私はあの『歎異抄たんにしょう』に書かれた親鸞上人しんらんしょうにんの言葉を感慨深く想い起す。「善人なおもて往来をとぐ、いわんや悪人をや」と。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
手向たむけ候者一人も是なししか拙僧せつそう宗旨しうしの儀は親鸞上人しんらんしやうにんよりの申つたへにて無縁むえんに相成候つかへはめい日には自坊じばうより香花かうげ手向たむけ佛前ぶつぜんに於て回向ゑかう仕つり候なりと元より墓標はかじるしなき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
其れから御坊ごばうは昔願泉寺と云ふ真言宗しんごんしう御寺おてらの廃地であつたのを、此の岡崎は祖師親鸞上人しんらんしやうにんが越後へ流罪るざいきまつた時、少時しばらく此地こヽ草庵さうあんを構へ、此の岡崎から発足はつそくせられた旧蹟だと云ふ縁故ゆかりから
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)