“墓標”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はかじるし50.0%
ぼひょう28.6%
しるし14.3%
ぼひよう7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手向たむけ候者一人も是なししか拙僧せつそう宗旨しうしの儀は親鸞上人しんらんしやうにんよりの申つたへにて無縁むえんに相成候つかへはめい日には自坊じばうより香花かうげ手向たむけ佛前ぶつぜんに於て回向ゑかう仕つり候なりと元より墓標はかじるしなき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
おかてられた、あたらしい墓標ぼひょううえを、いまも、あさは、西にしやまから、ひがしさとへ、晩方ばんがたには、ひがしそらから、西にしそらへと、かえっていくからすのれがあります。
からす (新字新仮名) / 小川未明(著)
また、てなき道を歩いたことでもあろう。——私たちが旅にふと見る、名知らぬ路傍の草の花叢はなむらは、そこが彼女の足が止った最期さいごの地であった墓標しるしかも知れない。
日本名婦伝:静御前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして墓標ぼひようのようなものをつくつたかもれませんが、それも現在げんざいではなにのこつてゐませんからわかりません。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)