“墓参”のいろいろな読み方と例文
旧字:墓參
読み方割合
はかまいり31.8%
ぼさん22.7%
はかまい13.6%
はかまゐ13.6%
はかめえ9.1%
はかまゐり9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幸「毎月墓参はかまいりをいたしたいと思いますが、屋敷家業というものは体が自由になりませんので、つい不信心ぶしん/″\になります」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
しばらくしてから、「私のは本当の墓参りだけなんだから」といって、どこまでも墓参ぼさんと散歩を切り離そうとするふうに見えた。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
あたしい住居じゅうきょうつってから一ねんともたないうちに、わたくしはせめてもの心遣こころやりなる、あのお墓参はかまいりさえもできないまでに、よくよく憔悴やみほうけてしまいました。
今日こんにち墓参はかまゐりにまゐりました、これはほんの心ばかりでございますが、どうか先代多助せんだいたすけ御囘向ごゑかうを願ひたいものでございます
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
去年手前てめえの所へごたつきに往って失錯しくじったので、おふくろも口惜しがって居るから、手前てめえがおえいと墓参はかめえりに往ったけえり道でおえいをさらおうと思ったら
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
松林まつばやしなかもん屋根やねそびやかした法華寺ほつけでらで、こゝもぼん墓参はかまゐりをするらしいひときつゞき出入でいりをしてゐた。
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)