墓参はかめえ)” の例文
旧字:墓參
去年手前てめえの所へごたつきに往って失錯しくじったので、おふくろも口惜しがって居るから、手前てめえがおえいと墓参はかめえりに往ったけえり道でおえいをさらおうと思ったら
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
作「えゝごく柔和おとなしい人で、墓参はかめえりばかりして居てね、身体がわりいから墓参りして、なんでも無縁様の墓ア磨けば幻術が使えるとか何とか云ってね、願掛がんがけえして」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
惣「うん成程うかえ、能く墓参はかめえりをする、中々温順おとなしやかな実銘じつめいな男だと云って、村でも評判がい」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
母「まア能く心に掛けてわれ墓参はかめえりするって、さぞ草葉の蔭で喜んでいるベエ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
多「へえ、圓次の墓参はかめえりにめえりやした」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)