“嘸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さぞ81.8%
18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
他人ひとのを見てもわかりそうなものだが、自分のは見えないから立派にしているつもりらしい。冬なぞはさぞ寒いだろうと同情に堪えぬ。
東京人の堕落時代 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
新「本当にあんな事を云われるといやなものでね、私は男だから構いませんが、お前さんはさぞ腹が立ったろうが、おっかさんには黙って」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
嫁入盛りだの……はいお目出度う……ついてはソノ火急な事であってぞ困ったろうが、昨日きのう番頭が國綱のお刀を持って帰られたろうな
れを無理につかまへて、ねだつては話してもらひましたが、うるさかつたらうと思つて、今考へると気の毒です。
いろ扱ひ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)