“はかまゐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
墓參57.1%
墓参42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土瓶どびんれたみづつて墓參はかまゐりにつて、それから膳椀ぜんわんみなかへして近所きんじよ人々ひと/″\かへつたのち勘次かんじ㷀然けいぜんとしてふるつくゑうへかれた白木しらき位牌ゐはいたいしてたまらなくさびしいあはれつぽい心持こゝろもちになつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
追善つゐぜんのあつた今夜こんやだし、墓參はかまゐりするみちだらう。まあ清水しみづで、」
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
人通ひとどほりとつては一人もない此方こなたの岸をば、意外にも突然とつぜん二台の人力車が天神橋てんじんばしはうからけて来て、二人の休んでゐる寺の門前もんぜんとまつた。大方おほかた墓参はかまゐりに来たのであらう。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)