“松林”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まつばやし84.2%
しょうりん7.9%
しやうりん2.6%
しようりん2.6%
はやし2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
テーブルクロスのつつみのほうは、とちゅうで透明人間とうめいにんげんの気がかわり、ブランブルハーストをでたところの松林まつばやしですててしまったのである。
三個の連環湖であることがおもむきを添え、四面しめん蒼翠そうすいに囲まれ、諏訪神社の古びたほこら松林しょうりん中にあり、池には貸ボートや釣魚ちょうぎょの設備があって、更に一段と手を加えれば
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
松林しやうりんをぬけてくる 五月の風よ
藍色の蟇 (新字旧仮名) / 大手拓次(著)
路は暫し松林しようりんの間を穿うがちて、茅屋ばうおく村舍の上になびける細き烟のさながらの如くなるを微見ほのみつゝ、次第に翠嵐すゐらん深き處へとのぼり行きしが
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
殊に『松林はやしは眠り、谷はね』というあたりは、ほんとにありありと谷が眠っているように感じられ、思わず『謹聴!』と声がかかる