“蒼翠”の読み方と例文
読み方割合
そうすい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古焼新焼しんやけと相聯繋れんけいして、左右の濃い蒼翠そうすいの間を蜿蜒えんえんとして爬行はこうし、さながらそこに巨巌きょがんの行進曲を奏でているように見える。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
コノ日駅吏ワガタメニ供帳きょうちょうヲ中田ニ設ク。飯後河水ヲンデ茶ヲ試ルニ味極メテ美ナリ。駅ヲ出レバ一路古河ニ達ス。青松列植ス。皆二百年外ノ物。蒼翠そうすい人ノ衣ヲ染ム。間田駅ニ宿ス。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
三個の連環湖であることがおもむきを添え、四面しめん蒼翠そうすいに囲まれ、諏訪神社の古びたほこら松林しょうりん中にあり、池には貸ボートや釣魚ちょうぎょの設備があって、更に一段と手を加えれば
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)