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蒼味
ふりがな文庫
“蒼味”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
あおみ
74.2%
あをみ
25.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あおみ
(逆引き)
二
間
(
ま
)
のうち一間のほうには、お十夜孫兵衛、
宿酔
(
ふつかよい
)
でもしたのか、
蒼味
(
あおみ
)
のある顔を枕につけ、もう
午頃
(
ひるごろ
)
だというに
昏々
(
こんこん
)
と
熟睡
(
じゅくすい
)
している。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
振り向いて西の空を仰ぐと阿蘇の分派の一峰の右に新月がこの窪地一帯の村落を
我物顔
(
わがものがお
)
に澄んで
蒼味
(
あおみ
)
がかった水のような光を放っている。
忘れえぬ人々
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
蒼味(あおみ)の例文をもっと
(23作品)
見る
あをみ
(逆引き)
むきたての玉子のやうな、
蒼味
(
あをみ
)
がかつたすべすべした肌で、うつぶせになつて眠つてゐる。唇は開いたまゝ時々、
樋
(
とひ
)
に水の溜るやうないびきをあげてゐる。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
其時
(
そのとき
)
坐
(
すは
)
つて
居
(
ゐ
)
た
蒲団
(
ふとん
)
が、
蒼味
(
あをみ
)
の
甲斐絹
(
かひき
)
で、
成程
(
なるほど
)
濃
(
こ
)
い
紫
(
むらさき
)
の
縞
(
しま
)
があつたので、
恰
(
あだか
)
も
既
(
すで
)
に
盤石
(
ばんじやく
)
の
其
(
そ
)
の
双六
(
すごろく
)
に
対向
(
さしむか
)
ひに
成
(
な
)
つた
気
(
き
)
がして、
夫婦
(
ふうふ
)
は
顔
(
かほ
)
を
見合
(
みあ
)
はせて、
思
(
おも
)
はず
微笑
(
ほゝえ
)
んだ。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
蒼味(あをみ)の例文をもっと
(8作品)
見る
蒼
漢検準1級
部首:⾋
13画
味
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
“蒼”で始まる語句
蒼
蒼白
蒼空
蒼蠅
蒼黒
蒼褪
蒼然
蒼々
蒼穹
蒼茫
“蒼味”のふりがなが多い著者
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
高山樗牛
泉鏡太郎
二葉亭四迷
泉鏡花
林不忘
夏目漱石
徳田秋声
国木田独歩
斎藤茂吉