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あをみ
語句 | 割合 |
蒼味 | 53.3% |
青味 | 26.7% |
蒼 | 6.7% |
蒼色 | 6.7% |
青海 | 6.7% |
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其時坐つて
居た
蒲団が、
蒼味の
甲斐絹で、
成程濃い
紫の
縞があつたので、
恰も
既に
盤石の
其の
双六に
対向ひに
成つた
気がして、
夫婦は
顔を
見合はせて、
思はず
微笑んだ。
其の
時畑には
刷毛の
先でかすつた
樣に
麥や
小麥で
仄に
青味を
保つて
居る。それから
冬は
又百姓をして
寂しい
外から
專ら
内に
力を
致させる。
然も
今度のは
半分に
引切つてある
胴から
尾ばかりの
虫ぢや、
切口が
蒼を
帯びて
其で
恁う
黄色な
汁が
流れてぴくぴくと
動いたわ。
『イエ、
此兒はよく
眠りましたが、
私は
船に
馴れませんので。』と
答ふ。さもありぬべし、
雪を
欺く
頬の
邊、
幾分の
蒼色を
帶びたるは、たしかに
睡眠の
足らぬ
事を
證して
居る。
この天皇、
葛城の
曾都毘古の子、
葦田の宿禰が女、名は
黒比賣の命に娶ひて、生みませる御子、
市の
邊の
忍齒の王
三、次に
御馬の王、次に妹
青海の郎女、またの名は
飯豐の郎女三柱。