“あおい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
96.0%
1.3%
天竺葵1.3%
1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いやいや、今、あおいおかの下を力なく行く新九郎のひとみには、ほろりと落ちかけている一点のなみだが見える。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
五本骨の扇、三百の侯伯をガッシとおさえ、三つ葉あおいの金紋六十余州に輝いた、八代吉宗といえば徳川も盛りの絶頂。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
それで相手あいての顔は見ないで、月をあおいだ目元は其丸顔に適好ふさわしく、品の好い愛嬌のある小躯こがらの女である。
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
裏の百姓家も植木師をかねていたので、おばあさんの小屋こいえの台所の方も、雁来紅はげいとう天竺葵あおい鳳仙花ほうせんか矢車草やぐるまそうなどが低い垣根越しに見えて、鶏の高くときをつくるのがきこえた。
仏壇の中、そこには文之丞があおいい面をしてにらめている。
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)