“葵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あおい77.1%
あふひ20.0%
あをい1.0%
あをひ1.0%
モオヴ1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旗は五色の布にあおいの紋章を雪輪で包んだ徽号きごうを染めぬいたもので、上に「三当」と書きだしてある。三当とは水戸に通ずる韻だった。
新潮記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
雑木山のすそや、柿の樹の傍やうまやの横手や、藪の下や、桐畑きりばたけや片隅にぽつかり大きな百合ゆりあふひを咲かせた農家の庭の前などを通つて。
麦はうねなしのばら蒔き、肥料を施さずしてよく出来たり。地味の豊饒思ふべし。春は野の花夥しく咲くと聞く。今はツユあをい、矢車、野しゆん菊、人参にんじんの類のみ。
化物ばけもの分類ぶんるゐうちだい二の幽靈ゆうれいは、しゆとして人間にんげん靈魂れいこんであつてこれ生靈いきれう死靈しれうの二つにける。きながらたましひかたちあらはすのが生靈いきれうで、源氏物語げんじものがたりあをひまきの六でう御息所みやすみどころ生靈いきれうごときはすなはそれである。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
 まさか、あのモオヴ色の空に
是名優哉(一幕) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)