“第”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だい81.4%
てい7.1%
やしき5.3%
でえ1.8%
しばら0.9%
たい0.9%
ただ0.9%
たゞ0.9%
タダ0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さあ、今度(こんど)は、よく見(み)ていてください。」と、女(おんな)はいって、第(だい)二、第(だい)三、第(だい)四、というふうに、一ぴきずつたいを海(うみ)に放(はな)しました。
女の魚売り (新字新仮名) / 小川未明(著)
茶山は文化十二年二月某日昧爽に、小川町の阿部第(てい)を発した。友人等は送つて品川の料理店に至つて別を告げた。茶山の留別の詞に
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
正保二年十二月二日に歿(ぼっ)した細川三斎(ほそかわさんさい)が三斎老として挙げてあって、またその第(やしき)を諸邸宅のオリアンタションのために引合(ひきあい)に出してある事である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
お前はちっとも心配(しんぺえ)するこたねえや。己たちゃ間違ったこたぁしねえよ、己たちはな。第(でえ)一、お前は今度の仕事をやり損(そこ)ねた。
わたくしは此に第(しばら)く当時の所謂「蘭門の五哲」を挙げる。即ち渋江抽斎、森枳園、岡西玄亭、清川玄道、山田椿庭(ちんてい)である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
全校(ぜんかう)第(たい)一腕白(わんぱく)でも數學(すうがく)でも。しかるに天性(てんせい)好(す)きな畫(ゑ)では全校(ぜんかう)第(だい)一の名譽(めいよ)を志村(しむら)といふ少年(せうねん)に奪(うば)はれて居(ゐ)た。
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
孫子(そんし)、(二四)其馬足(そのばそく)の甚(はなは)だ相遠(あひとほ)からず馬(うま)に(二五)上中下(じやうちうげ)の輩(はい)有(あ)るを見(み)る。是(ここ)に於(おい)て孫子(そんし)、田忌(でんき)に謂(い)つて曰(いは)く、『君(きみ)第(ただ)重射(ちようせき)せよ。臣(しん)、能(よ)く君(きみ)をして勝(か)たしめん』
故に未だ其底蘊を罄ざる者鮮しと為さず、第(たゞ)人をして医道の真面目を知らしめんと欲するに急にして、遽(にわ)かに剞劂(きけつ)に附し、諸(こ)れを天下に公けにす。今自ら之を観れば、慙愧(ざんき)殊に甚だし。
杉田玄白 (新字新仮名) / 石原純(著)