“やしき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヤシキ
語句割合
78.3%
屋敷11.7%
邸宅3.4%
1.2%
家敷1.0%
屋舗0.8%
屋鋪0.4%
居宅0.2%
住居0.2%
別墅0.2%
0.2%
家宅0.2%
屋數0.2%
庁館0.2%
御宅0.2%
私邸0.2%
第宅0.2%
第舎0.2%
自邸0.2%
荘邸0.2%
藩邸0.2%
邸内0.2%
邸敷0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まあ今夜は、へお泊んなさい。そして何だな、明日、わしが紹介して進ぜるから、王晋卿さまのおへでも一つ伺ってみるんだな。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
役人共は突退々々富右衞門を引立つゝ問屋場へと連れ來り宿駕籠て江戸馬喰町四丁目の郡代屋敷へ引れしは無殘なることどもなり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
警官の方に来て戴いて邸宅を守ってなどいただいては、事があんまり大仰になり、世間一般に知れましたら良人が意気地なしに見えますし……
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
大きな母屋に、土蔵が三棟も続き、その間にと椿と寒竹を植え込みにした庭を前に控えたを私の室にあてがってくれた。まことに居心地のいい部屋である。
縁談 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
村内の心ある者にははじきせらるゝをもかまわずに須原の長者の家敷も、しく庭石燈籠に美しきを添えて人手に渡し、長屋門のうしろに大木の吹く風の音ばかり
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
拝領屋舗は伊予の国大洲の藩主加藤家上邸の門前にあったという話である。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
先生御一人御引うけなれバよろしく候得ども、隊中人を見付ケ且、長崎ニ於、此度取入候屋鋪ニて養なふなど少〻御用心無之候得バ、立行カザルの御セ話がかゝり候と存候。
けれども顋の下の髯と、地面居宅とはどんな関係があるか知りたかったので、それだけちょっと聞き返して見た。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ただに至ってはその時から今日に至るまで、寧日なくり続けに剃っているから、地面と居宅がはたして髯と共にわが手にるかどうかいまだに判然せずにいた。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その時分鎌倉武家住居んだ、物静かな、そしてやら無骨市街で、商家っても、品物奥深仕舞んでありました。
……その憂欝からお心がみ、継友様には再三家臣をお手討ちなされましたが、その中に、平塚刑部様という、御用人があり、生前に建てた庄内川近くの別墅へ、ひどく執着を持ち
怪しの者 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
四五日たったある朝のこと、照子のつての許嫁鳥井純一が、顔色を変えてやって来た。銀行へ出勤の途中、態々寄道をして、頭取のを訪れたのだ。
恐怖王 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
古いころの早稲田を出たというその良人の浅山は、ある会社の外国支店長をしている自分の姉の添合いの家宅の門内にある小さい家に住まっていた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
稍〻ありて太息と共に立上り、昔ありし我が屋數を打見やれば、其邊は一面の灰燼となりて、何處をそれとも見別け難し。さても我父は如何にしませしか、一門の人々と共に落人にならせ給ひしか。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
ちいさな野川の土橋を渡って、雑木の黄葉した台地の裾について曲って往くと、庁館がまえの大きな建物が見えてきた。
黄金の枕 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
『馬鹿。人様の御宅へ頂戴に推参する時はな、万事抜目なく心得てからにするのだよ。え、解ったか。ボーシュレーでも御前でもいい間抜けだわい……』
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
陳大夫は、私邸の寝所へはいると、また、老衰の病人に返ってしまった。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
崖下にある一構えの第宅は郷士の住処と見え、よほど古びてはいるが、骨太く粧飾少く、夕顔の干物衣物とした小柴垣がその周囲を取り巻いている。
武蔵野 (新字新仮名) / 山田美妙(著)
毎日数百人の人が道に溢れて手伝いに来たので、幾日もたたないうちに新しい第舎ができて、一切の道具がととのった。
青蛙神 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
その出立を励まして、龐統が仮の自邸へ帰ってきた日である。居室に落着いていると、門衛の者が、あわてて
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
荘邸中の者が寝静まっているというようなことは、一向気にも止めないで、大跨にどんどん歩いて行ったが、夫人の寝室の前へさしかかったときは
犬舎 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
江戸入りは三人になったが、厳しい藩邸の門はさすがにくぐらせられない。出入りの町家に預けておくうちに母親は鳶頭のところへ娘を連れて再縁した。
広い邸内反響して返って来る自分の声を聞いたとき、何となく文次は、ぶるると身ぶるいを禁じ得なかったが、気を取り直して、もう一度。
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
妾はそれから又もや紅木大臣のお邸敷へ、騒ぎに紛れて忍び入って、美紅姫のに這入りました。見ると美紅姫はどうした訳か、気絶して床の上に倒れたまま、誰も気付かずにおります。
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)