“住処”のいろいろな読み方と例文
旧字:住處
読み方割合
すみか87.5%
じゅうしょ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ビレラフォンが聞いて来たことが本当なら、おそろしいカイミアラが住処すみかとしているのは、それらのすごいような谷の一つでした。
……昨夜ゆうべのおでんはうまかったナ……と思ったら、もういけません。……しみ/″\、かなしくなったわ、あたし、心の住処すみかのないことが……
三の酉 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
そして、お寺から、その女を尾行して行って、住処じゅうしょを突き留めます。それからは、毎日女の家を見張っていて、女が外出するびに、尾行を続けるのです。
踊る地平線:10 長靴の春 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
殿村はN市へ着くと、ただちに停車場に近い雪子の住処じゅうしょを訪問した。ゴタゴタした小工場などに挟まれた、くすぶった様な二階建ての長屋の一軒がそれであった。
(新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)