“住人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すみて40.0%
じゅうにん35.0%
じうにん5.0%
じゆうにん5.0%
すみびと5.0%
ぢうにん5.0%
ひと5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
教師けうしそのあとで、嬰兒あかご夜泣よなきをしてへられないといふことでぢき餘所よそした。幾度いくど住人すみてかはつて、今度こんどのはひさしくんでるさうである。
怪談女の輪 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
すべて天狗てんぐかぎらず、幽界ゆうかい住人じゅうにんばけるのが上手じょうずでございますから、あなたがた何卒どうぞそのおつもりで、わたくし物語ものがたりをきいていただぞんじます。
天守てんしゆ魔物まもの何時いつからむよ。飛騨国ひだのくに住人じうにん日本につぽん刻彫師ほりものし菊之丞きくのじやうまご菊松きくまつ行年ぎやうねんつもつて七十一歳しちじふいつさい
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
としめやかに朱唇しゆしんうごく、とはなさゝやくやうなのに、恍惚うつとりしてわれわすれる雪枝ゆきえより、飛騨ひだくに住人じゆうにんつてのほか畏縮ゐしゆくおよんで
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
行きもならない。……燈火がともっているからには、住人すみびとがあるには相違ない。……どこかへ用にでも行ったのでしょう。……叱られたら詫びるとして、ともかくも上がっておりましょうよ
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
此時このとき選手せんしゆ第一だいいちしやうたのは、いけをめぐること三十幾囘さんじふいくくわい翌日よくじつ發表はつぺうされて、としは六十にあまる、らう神行太保戴宗しんぎやうたいほたいそうは、加州かしう小松こまつ住人ぢうにん、もとの加賀藩かがはん飛脚ひきやくであつた。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
たとえ身元をくらませようとしても、東京の住人ひとなら間もなく身元が分かるから、犯人は危険を冒して、裸にしてゆく道理がありません。
墓地の殺人 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)