“選手”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんしゅ36.4%
チヤンピオン18.2%
せんしゆ9.1%
ちやむぴおん9.1%
チャン9.1%
チャンピオン9.1%
チヤムピオン9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「もっと、自分じぶんをたいせつにしなければ、いい選手せんしゅなんかになれないと、先生せんせいもいっていたよ。」と、武夫たけおはありのままをつげました。
空にわく金色の雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
選手チヤンピオンの木村は、左手を軽く腰のあたりに当てがつて口笛を吹きながら逆行してゐた。
明るく・暗く (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
此時このとき選手せんしゆ第一だいいちしやうたのは、いけをめぐること三十幾囘さんじふいくくわい翌日よくじつ發表はつぺうされて、としは六十にあまる、らう神行太保戴宗しんぎやうたいほたいそうは、加州かしう小松こまつ住人ぢうにん、もとの加賀藩かがはん飛脚ひきやくであつた。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
もともと彼はトラツク競技の選手ちやむぴおんだつたゞけに多くの軽業に長けてゐたのは好かつたが、そいつが何うも私達の村のストア生活に於て余りに役立ち過ぎてしまつたのがそも/\の御難と化した。
三田に来て (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
「大いに将来をいましめてやったよ。『君は日本の最高学府で教育を受けて而もボートの選手チャンだったじゃないか? 田夫野人でんぷやじんの車掌に打ちのめされて口惜しくはないか?』ってね」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
『だつて、宅許りでも選手チャンピオンが三人ゐるんですもの。』
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
その人影は非常な勢ひで、オリムピツクの選手チヤムピオンの如くすみやかに此方へ駆けて居ります。注意して見るとそれはたしかに味方の兵士ではあるが、服装の様子がどうも違つてゐるやうに思はれました。
青白き公園 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)