選手せんしゅ)” の例文
「もっと、自分じぶんをたいせつにしなければ、いい選手せんしゅなんかになれないと、先生せんせいもいっていたよ。」と、武夫たけおはありのままをつげました。
空にわく金色の雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
松男君まつおくん比良夫君ひらおくんんだ。そして足掛あしかけでたおそうとしたが、比良夫君ひらおくん相撲すもう選手せんしゅだから、ぎゃくこしをひねって松男君まつおくんしてしまった。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
吉坊よしぼうは、学校がっこうはしりっこをすると、選手せんしゅにもそんなにけないので、はしることにかけては自信じしんっていました。
父親と自転車 (新字新仮名) / 小川未明(著)
だから、ぼくはしょうちゃんは、マラソン選手せんしゅになるので、三輪車りんしゃなんかにけられないのだとはなしたら、先生せんせいは、人間にんげんあし機械きかいと、いっしょになるかとわらった。
空にわく金色の雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「そうだ、しょうちゃんは、いつも徒競走ときょうそうでは、一ばんだから、練習れんしゅうして、マラソン選手せんしゅになるといいよ。」と、武夫たけおをたたいて、正吉しょうきちおもいつきに賛成さんせいしました。
空にわく金色の雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「こんどしたら、ひどいから。おら、田舎いなか学校がっこうで、徒歩競走とほきょうそう選手せんしゅなんだぞ。」と、おんなはいいました。二人ふたり少年しょうねんは、なるほどあしはやいとおもって、苦笑にがわらいしました。
子供どうし (新字新仮名) / 小川未明(著)