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せんしゅ
「もっと、
自分をたいせつにしなければ、いい
選手なんかになれないと、
先生もいっていたよ。」と、
武夫はありのままをつげました。
松男君が
比良夫君に
引っ
組んだ。そして
足掛けで
倒そうとしたが、
比良夫君は
相撲の
選手だから、
逆に
腰をひねって
松男君を
投げ
出してしまった。
吉坊は、
学校で
走りっこをすると、
選手にもそんなに
負けないので、
走ることにかけては
自信を
持っていました。
だから、ぼくは
正ちゃんは、マラソン
選手になるので、三
輪車なんかに
負けられないのだと
話したら、
先生は、
人間の
足と
機械と、いっしょになるかと
笑った。
「そうだ、
正ちゃんは、いつも
徒競走では、一
番だから、
練習して、マラソン
選手になるといいよ。」と、
武夫は
手をたたいて、
正吉の
思いつきに
賛成しました。
「こんどしたら、ひどいから。おら、
田舎の
学校で、
徒歩競走の
選手なんだぞ。」と、
女の
子はいいました。
二人の
少年は、なるほど
足が
速いと
思って、
苦笑いしました。