“学校”のいろいろな読み方と例文
旧字:學校
読み方割合
がっこう91.3%
がくかう4.1%
がつかう1.2%
がつこう1.2%
こゝ0.6%
がっこ0.6%
まなびや0.6%
スクール0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いままで、小学校時代しょうがっこうじだいに、なかよくあそんだともだちが、それぞれうえ学校がっこうへゆくのをると、うらやましく、おかあさんにはおもわれました。
子供はばかでなかった (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ぢやあそのきくやうとおもつて学校がくかうへおいで。はなにはね、ものをいはないからみゝこえないでも、そのかはりにはうつくしいよ。」
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
エー若春わかはるの事で、かへつて可笑をかしみの落話おとしばなしはういと心得こゝろえまして一せきうかゞひますが、わたくしは誠に開化かいくわの事にうとく、旧弊きゆうへいの事ばかりつてりますと、学校がつかう教員けうゐんさんがおでで
西洋の丁稚 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
今日けふ何故なぜ学校がつこうかないんだ。さうしてあさぱらからいちごなんぞをつて」と調戯からかふ様に、しかる様に云つた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
梅子は握られし銀子の手を一ときは力をめて握り返へしつ「いゝえ、銀子さん、私は学校こゝに居た時と少しも変らず、貴嬢を真実の姉とおもつて居るんです」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
何ぞ気イまぎれるようなことはと思いまして、——先生は御存知でしょうか、——あのう、天王寺てんのうじの方に女子技芸学校がっこいうのんありますねん。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
窓五つなる学校まなびやに、 さびしく学童らをわがまてば
文語詩稿 五十篇 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
その通り、どこかにいるはずなのですよ。パリイの学校スクールという学校スクールは、もう捜索の余地がありません。だから、今度はパリイを切り上げて、ロンドンに移るんですな。つまり、ロンドンに捜索の手を