“がっこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
学校89.2%
恰好6.3%
月光2.3%
格好2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私が、まだ十一二の時、私のいえ小石川こいしかわ武島町たけじまちょうにありました。そして小石川の伝通院でんずういんのそばにある、礫川れきせん学校がっこうへ通っていました。
納豆合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
僕の乗った舟を漕いでいる四十恰好がっこうの船頭は、手垢てあかによごれた根附ねつけ牙彫げぼりのような顔に、極めて真面目まじめな表情を見せて、器械的に手足を動かしてあやつっている。
百物語 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
この本尊を中心にして、両脇りょうわきには周知のごとく日光菩薩ぼさつ月光がっこう菩薩とが佇立している。いずれも鮮かに彩色されていたそうだが、いまは剥落はくらくして灰白色になってしまった。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
しばらくして窓の戸があいて、そこへ四十格好がっこうの男の顔がのぞいた。「やかましい。なんだ。」
最後の一句 (新字新仮名) / 森鴎外(著)