“月光”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
げつくわう24.2%
げっこう18.2%
つきかげ15.2%
がっこう12.1%
つきあか12.1%
つきあかり6.1%
ひかり6.1%
げつこう3.0%
つき3.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“月光”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 芸術・美術 > 芸術史 美術史60.0%
芸術・美術 > 彫刻 > 仏像25.0%
芸術・美術 > 演劇 > 能楽 狂言5.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ひらけたる所は月光げつくわうみづの如く流れ、樹下じゆか月光げつくわうあをき雨の如くに漏りぬ。
良夜 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
飛々とび/″\いはをかゞつたやうに隠見いんけんして、いづれも月光げつくわうびた、ぎんよろひ姿すがた
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ほのかな月光げっこうすかした春重はるしげおもてには、得意とくいいろ明々ありありうかんで
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
岡田上等兵おかだじょうとうへいは、月光げっこうしたって、戦死せんししたともかって、合掌がっしょうしました。
戦友 (新字新仮名) / 小川未明(著)
その月光つきかげのさしてゐるそら遠方えんぽうからやつてかりが、れつをなしてきとほつてく。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
路は小いもりに入つて、月光つきかげさへぎつた青葉が風もなく、四辺あたりにほはした。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
本尊の薬師如来にょらい脇侍きょうじの日光月光がっこう菩薩ぼさつを、きょうはゆっくり拝したいと思ってやって来たのである。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
この本尊を中心にして、両脇りょうわきには周知のごとく日光菩薩ぼさつ月光がっこう菩薩とが佇立している。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
雪明りと月光つきあかりとで熟々つく/″\お竹の顔を見ますと、出家でも木竹きたけの身では無い
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
僅かに殘る月光つきあかりにすかして、左官の彦兵衞は仰天しました。
此処はただ草のみ生ひて、樹はまれなれば月光つきあかりに、路の便たよりもいとやすかり。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
突然行方ゆくてでガサガサとあだかも犬でも居るような音がした、一寸ちょっと私も驚いたが、何かしらんと、月光つきあかりを透して行手ゆくての方を見詰めると、何も見えない
怪物屋敷 (新字新仮名) / 柳川春葉(著)
月光ひかりの中へ出て、いよいよ白く見える老人の白髪は、そこへ雪が積もっているかのようであり、洋犬のように長い顔も、白く紙のようであった。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
髪を乱し襟を拡げ、返り血を浴びた主税がその間に立ち、血にぬれた刀を中段に構え、開いている雨戸から射し込んでいる月光ひかりに、姿を仄かに見せていた。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
月光げつこうてらもときこえてるそのなみひゞきも、おもへばけたかんじのすることだ。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
まぁあなたがたにわかりやすいためには、東京とうきよう銀座ぎんざそのほか街路樹がいろじゆうわつてゐる商店街しようてんがいの、ふけてさわいでゐたひとも、寢靜ねしづまつたのち月光げつこうおもうかべてればよからうとおもひます。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
よくこの人の言ったのに、五十鈴いすず河は末流すえの方でもはいってはいけない、ことに女人はだが——夏の夜、そっと流れに身をひたすと、山の陰が抱いてるように暗いのに、月光つき何処どこからかってきてあびる水がキラリとする。