“思切悪気”の読み方と例文
読み方割合
おもひきりわるげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
信吾は五六歩歩いて、思切悪気おもひきりわるげに立留つた。そして矢張やつぱり振返つた。目は、淡く月光つきかげを浴びた智恵子の横顔を見てゐる。コツ/\とステツキさきで下駄の鼻を叩いた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)