“光風霽月”の読み方と例文
読み方割合
こうふうせいげつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「その歯一本さ。歯一本と真正ほんとうに悟れば、虚心坦懐きょしんたんかい光風霽月こうふうせいげつ抜いて貰いながら所得税の申告も書ける。そこまで行かなければ駄目だよ」
小問題大問題 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
光風霽月こうふうせいげつ、さきほどまでのことには何のこだわりもない明るいお声です。見上げる退屈男の目に光るものがわきました。
一切の国政をみな家臣にまかせて、光風霽月こうふうせいげつを友とし、九年の間も、この高楼たかどのから降りないせいか、老公の耳朶じだまなじりには、童顔のうちに一種の仙味がある。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)