“虚心坦懐”の読み方と例文
読み方割合
きょしんたんかい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう一つ、虚心坦懐きょしんたんかいなリストは、自分の先輩や友人達や、後輩の歌曲、管弦楽曲などを編曲して、幾多の珠玉的な傑作をのこしている。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
「その歯一本さ。歯一本と真正ほんとうに悟れば、虚心坦懐きょしんたんかい光風霽月こうふうせいげつ抜いて貰いながら所得税の申告も書ける。そこまで行かなければ駄目だよ」
小問題大問題 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
常臥とこぶしの身の、臥しながら見るかすかな境地である。主観排除せられて、虚心坦懐きょしんたんかいの気分にぽっかり浮き出た「非人情」なのではなかろうか。
歌の円寂する時 (新字新仮名) / 折口信夫(著)