“坦懐”の読み方と例文
旧字:坦懷
読み方割合
たんかい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きらり、名人の目が鋭く光ったかと思うと、おもむろに向き直って、虚心坦懐たんかい、なんのわだかまりもなく敬四郎にいったことでした。
右門捕物帖:30 闇男 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)
わしも、思っているところを虚心坦懐たんかいに申しますから、君も、遠慮なさらず率直に、なんでも言って下さい。
新ハムレット (新字新仮名) / 太宰治(著)
虚心坦懐たんかい沈着おちついて推敲すいこう鍜練たんれんしていられないのが当然であった。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)