“推敲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すいこう90.6%
すゐかう9.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
作者自身が一八四五年出版の彼の『物語集』にのちの刊行の準備として自筆で推敲の筆を加えたときに、書き直したものであろう。
黄金虫 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
それでもどうしても思わしくない場合にはこれは断念放棄して、さらに第二の予選候補者を取り上げて同様な推敲に取りかかるのである。
連句雑俎 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
などと、いやうも氣恥かしいが、其處れまいと、一生懸命推敲した。このために、炎天一滴なかつたのは、雨乞奇特ではない。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
新体詩人の推敲百端、未だ世間に知られずして、堕落書生の舌に任じて発する者即ち早く都門を風靡す、然る所以の者は何ぞや、亦唯耳をぶと目を尚ぶとに因る
詩人論 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)