“推進機”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
スクリュウ37.5%
スクリュー37.5%
スクリユー12.5%
プロペラ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今サッキ話しかけた推進機スクリュウの一件を、モウ一度印度インド洋でし返した時なんぞは、今思い出してもゾッとする目に会ったね。
焦点を合せる (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「ああ旦那、お客様ですぜ。舟も終発なら、この仏様にも返り車がねえときた。ひでえこんだ、こりゃ、推進機スクリューにやられたらしいな」
地虫 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
素人眼には、小蒸汽の艫に推進機スクリユーが起してゐる、白い泡を見ても、どれほどその爲にこの二萬九千噸の巡洋艦が動いてゐるかわからない。
軍艦金剛航海記 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
容易には下へ落ちて来ないのです——それはちょうど棒の先に眼鼻でもついていて、棒の身には翼が生えて、棒のうしろは推進機プロペラでも仕掛けてあるかの如く
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)