“推参”のいろいろな読み方と例文
旧字:推參
読み方割合
すいさん92.0%
すいざん4.0%
すゐさん4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は娘が大納言の屋形へ推参すいさんしたことをちっとも知らなかったのであった。その頃の女のたしなみとして、行綱は娘にも和歌を教えた。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「下郎っ。推参すいざんな。この深夜なにしにまいった」
極楽ごくらくから剰銭つりせんとしで、じやうぬまをんなかげ憂身うきみやつすおかげには、うごく、はたらく、彫刻物ほりものきて歩行あるく……ひとりですら/\と天守てんしゆあがつて、魔物まものねや推参すゐさんする、が、はり意地いぢいてるぞ
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)