“沼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぬま82.5%
14.3%
1.6%
ヌマ1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
村の人たちは、その銅像を見あげては、ぬまのほとりで、薬草やくそうをさがしていたヘンデル先生のことを、しみじみ、思い出すのでした。
丘の銅像 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
味鴨あぢの住む須佐すさの入江のこものあな息衝いきづかし見ずひさにして」(巻十四・三五四七)の用例がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
けれども其処に部落でも発達すれば、やがてそれが地名となり沼をも其名で呼ぶようになること、野尻湖の如き例が示す通りである。野は即ちの音に充てたものに外ならない。
上州の古図と山名 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
完了の助動詞の「ぬ」、「ヌマ」「ヌク」「ヌシ」「キヌ」などの「ヌ」は「奴」の類の文字で書いて、前の「怒」の類の文字では書かず、別の類に属する。
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)