“薬草”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やくそう66.7%
くすりぐさ22.2%
くさ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
村の人たちは、その銅像を見あげては、ぬまのほとりで、薬草やくそうをさがしていたヘンデル先生のことを、しみじみ、思い出すのでした。
丘の銅像 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
本町辺は薬種やくしゅ問屋の多いところなので、あたしは安座あぐらをかいて、薬草くすりぐさを刻んでいるのを見て知っていたからよくわかった。
つまりその隙にお祖母様は、薬草くさ切りで可遊の背後から手を回して刺したのでしたし、それから何も知らずに気を失っている小式部を絞め上げるのは、何の雑作ない事では御座いませんか。
絶景万国博覧会 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)