“薬種”のいろいろな読み方と例文
旧字:藥種
読み方割合
やくしゅ61.5%
くすり30.8%
やくしゆ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本町辺は薬種やくしゅ問屋の多いところなので、あたしは安座あぐらをかいて、薬草くすりぐさを刻んでいるのを見て知っていたからよくわかった。
「ですからさ、きのうもちょっと、お耳に入れたじゃありませんか。旦那のおたくは薬種くすり問屋、砒霜ひそうなんかもおありでしょう」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
伯父の居間は宿屋の方の帳場と薬種やくしゆを売つて居る店との間にあつた。
世の中へ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)