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『世の中へ』
ふりがな文庫
『
世の中へ
(
よのなかへ
)
』
私が伯父を頼つて、能登の片田舎から独り瓢然と京都へ行つたのは、今から二十年前、私の十三の時であつた。 私の父は京都生れの者で、京都には二人の兄と一人の姉とが居た。長兄は本家の後を嗣いで万年寺通に仏壇屋をやつて居たし、次兄は四条橋畔に宿屋と薬 …
著者
加能作次郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1時間58分(500文字/分)
朗読目安時間
約3時間17分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
妾
(
あて
)
屈
(
くゞ
)
飾窓
(
シヨウウインド
)
幸
(
しあはせ
)
徴
(
と
)
妾
(
わて
)
交際
(
づきあひ
)
担
(
にた
)
来
(
い
)
嗄
(
しは
)
疎
(
すく
)
打擲
(
どや
)
麗
(
うらゝか
)
炊
(
か
)
疾
(
とつ
)
戦
(
をのゝ
)
掏摸
(
ちぼ
)
蹲
(
うづく
)
肯
(
がへん
)
端然
(
ぢつ
)
巌
(
おごそ
)
麗
(
うらゝ
)
伯父
(
をつ
)
宛
(
づつ
)
関
(
かゝ
)
打伏
(
うつむ
)
外
(
よそ
)
要
(
かゝ
)
和
(
やはら
)
凹
(
こ
)
異
(
かは
)
継母
(
はゝ
)
病
(
わづら
)
相見
(
あひまみ
)
高
(
たこ
)
歔欷
(
すゝりな
)
泥土
(
ごろた
)
凝
(
ぢつ
)
然
(
ねん
)
端
(
はな
)
窃
(
そつ
)
福
(
ふう
)
干魚
(
ひうを
)
徒
(
いたづら
)
微酔
(
ほろよひ
)
情夫
(
をとこ
)
姿態
(
ようす
)
清水
(
きよみづ
)
漸
(
や
)
頑
(
かた
)
露
(
む
)
際
(
ぎは
)
賑
(
にぎは
)
充満
(
いつぱい
)
閉
(
しま
)
辛
(
つ
)
眩
(
まば
)
上京
(
かみぎやう
)
出来
(
でけ
)
彼
(
あれ
)
炊
(
と
)
伯父
(
おつ
)
密
(
そつ
)
豪
(
え
)
費
(
つひや
)
治
(
なほ
)
外
(
そ
)
容姿
(
ようす
)
奇体
(
けつたい
)
隔
(
お
)
迷児
(
まよひご
)
跛
(
びつこ
)
上
(
あが
)
年老
(
としより
)
齢
(
よはひ
)
廃
(
よ
)
首肯
(
うなづ
)
徒
(
いたづ
)
微笑
(
ほゝゑ
)
必然
(
きつと
)
怨言
(
うらみ
)
悪戯
(
いたづら
)
態
(
ざま
)
態度
(
ものごし
)
閑
(
しづ
)
酣
(
たけなは
)
薬種
(
やくしゆ
)
着物
(
おべべ
)
私語
(
さゝや
)
穢
(
きた
)
縁喜
(
げん
)
者
(
もん
)
男女
(
なんによ
)
煩
(
わづら
)
自烈
(
じれつ
)
為
(
し
)
莞爾
(
につこり
)
萎
(
しな
)
潤
(
うるほ
)
蹂躙
(
じうりん
)