“容姿”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
すがた31.1%
かたち13.3%
ようし11.1%
ようす11.1%
なり8.9%
かおかたち6.7%
きりやう6.7%
かほ2.2%
きりょう2.2%
すがたかたち2.2%
(他:2)4.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“容姿”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 宗教 > 神話・神話学100.0%
哲学 > 仏教 > 仏教教理・仏教哲学100.0%
哲学 > 仏教 > 経典100.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「はあ、ひどい病気で……」私は、そういって、すぐ心の中ではあの繊細かぼそい彼女の美しく病み疲れた容姿すがたを思い描きながら、
狂乱 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
流行感冒から精神に異状を来たして長い間わずらっていたというから、どんな容姿すがたをしているか、さぞ病み細っているであろう。
霜凍る宵 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
その時、顔や容姿かたち化粧たしなみをするたびに、必ず心の化粧もしてほしいのです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
そのあやまてる所以ゆゑは、この二柱の神の容姿かたちいと能くれり。
多分體育の方の意味から云へば立派な容姿ようしなのであらう——胸が廣くて腰が細く、脊もあまり高くなくすらりとしてもゐなかつたが。
猶子いうしとしわかうして白皙はくせき容姿ようしあたか婦人ふじんごとし。
花間文字 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
あの小僧はちっちゃくて容姿ようすいので毛唐の変態好色すけべえ連中が非常にくんだそうです。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
彼女は今一人の女よりはずつと若く且つ美人で、態度ものごし容姿ようすいきであつた。
世の中へ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
子供のくせに気取った容姿なりをして、小風呂敷を抱えた様子が、いかにもこまっちゃくれているが、よく見るとそれは甲州の山の中できんを探していた忠作でした。
「有難う存じます、こんな失礼な容姿なりで……」
「素姓などどうでもよいではないか。容姿かおかたちさえ美しければそれだけで女は沢山たくさんじゃ」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
世話にくだけた風俗が、持って生まれた容姿かおかたちをひとしお引き立たせて、まだ店も出してまもないのに、当り矢のお艶といえばもう浅草で知らないものはない。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「そいつあ、困つたなあ。誰が目から見ても容姿きりやうぢやちよつと過ぎた良人だからなあ。細君の方で反抗したつてそれあ駄目だよ。」
瘢痕 (新字旧仮名) / 平出修(著)
人種さへ変りが無くば、あれ程の容姿きりやうを持ち、あれ程富有ゆたかな家に生れて来たので有るから、無論相当のところへ縁付かれる人だ——彼様あんな野心家のゑばなぞに成らなくてもむ人だ——可愛さうに。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
然るに天皇、先に詔りたまへし事をばはやく忘らして、その赤猪子に問はしければ、赤猪子まをしけらく、汝は誰やし老女をみなぞ、何すれど参来つると問はしければ、赤猪子まをしけらく、その年その月に天皇の命を被りて今日まで大命を仰ぎ待ちて、八十歳を経にけり、今は容姿かほすでに老いて更に恃みなし。然はあれどもおのが志を顕はしまをさむとしてこそ参出づれともをしき。
枕物狂 (新字旧仮名) / 川田順(著)
取りたてていうほどの容姿きりょうではなかったが、一寸印象を与える顔立だった。
反抗 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
二人の文を見るに付け、何れ劣らぬ情のこまやかさに心迷ひて、一つ身の何れをそれとも別ち兼ね、其れとは無しに人の噂に耳を傾くれば、或は瀧口が武勇ひとすぐれしをむるもあれば、或は二郎が容姿すがたかたちの優しきをたゝふるもあり。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
駈出す気遣きづかいはない、大丈夫だよ、さア姉さん此処こゝへお出で…あのおよしや御仏前へ線香を上げてなアもうお線香が立たない様だから、香炉の灰を灰振はいふるいでふるってお呉れ…見れば誠にお人柄の容姿みめ形も賤しからん姉さんだがお屋敷さんか
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
此意富多々泥古を、神の子と知る故は、上に云える玉依比売、それ、容姿カオよかりき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
其神の御子なりと申す故は、三島湟咋ミシマノミヅクイの女、名は勢夜陀多良比売セヤタタラヒメ、それ容姿カオよかりければ、美和の大物主オオモノヌシ神見めでて、其美人の大便カワヤに入れる時に、丹塗矢ニヌリヤになりて、其大便の下より其美人のほとを突き給いき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)