“ようし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヨウシ
語句割合
夭死22.9%
容姿14.3%
要旨14.3%
養子11.4%
妖豕5.7%
楊氏5.7%
洋紙5.7%
陽子5.7%
入夫2.9%
妖姿2.9%
(他:3)8.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
化け物屋敷に夭死ようしするものが続出したり、変死者が出たりするのはこれがためで、不吉の家には必ずこの悪気が満ちている。
おばけの正体 (新字新仮名) / 井上円了(著)
もし、その競争に敗を取らば、必ず己の健康を失い、疾病を起こし、ついに短折夭死ようしするに至る。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
多分體育の方の意味から云へば立派な容姿ようしなのであらう——胸が廣くて腰が細く、脊もあまり高くなくすらりとしてもゐなかつたが。
猶子いうしとしわかうして白皙はくせき容姿ようしあたか婦人ふじんごとし。
花間文字 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
トロ族の委員長らしい魚人は、はっきりと要旨ようしをのべた。他の魚人たちは、頭を僕の方へつきだして、今にもとびつきそうな恰好である。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
この手紙を受け取った醤は、たいへん口惜しがって、豆のような涙をぽろぽろ机の上におとしながら、博士に向って抗議文を書いた。その要旨ようしは、
「あたしたちに、もう、自分の子供が出来るあてがないとしたら、いっそのこと、可哀かわいそうな孤児こじかなんかを養子ようしにもらったらどうでしょう。」
やんちゃオートバイ (新字新仮名) / 木内高音(著)
アッケンのお父さんには、養子ようしのようにされ、子どもたちには兄弟のようにあつかわれながら、わたしは、またしてもわたしの生活を引っくり返すような事件じけんはもう起こらずに、いつまでもグラシエールにいられそうには思えなかった。
ゆえ大厲だいれい門に入りて晋景しんけい歿ぼっし、妖豕ようしいて斉襄せいじょうす。
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
故に大厲だいれい門に入りて晋景しんけい歿ぼっし、妖豕ようしに啼いて斉襄せいじょうす。
牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
そしてそのときにトラ十が帆村にうちあけたところによると、彼も彼の父も、ともに日本人ではなく、中国人であり、本当の姓は楊氏ようしというのであった。
爆薬の花籠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
見ればその一つは、わが妻の楊氏ようしであった。また、ほかの三つは馬超の三人の子であった。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
洋紙ようしに書いて張ったのが、少し破れて風にばた/\して居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
実験戸棚のドアが、風にあおられたように、パターンと開く、するとたなに並べてあった沢山の原書げんしょが生き物のようにポーンポンと飛び出してきては、床の上に落ちる。引出しが一つ一つ、ヒョコヒョコ脱け出して飛行機の操縦のようなことをすると、中に入っていた洋紙ようしや薬品の小壜こびんなどが、花火のように空中に乱舞する。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「それは水素の原子です。まん中のが水素の原子核です。陽子ようしともいいます。そのまわりをまわっているのが電子です。電子は世の中でいちばん軽いものです」
ふしぎ国探検 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「冷凍にすると、もう時間の上を歩けなくなってしまうんです。人体を形成するあらゆる物質——すなわち電子も陽子ようし中性子ちゅうせいしもみんな活動を極度に縮めてしまうので、人間は丸太ン棒と同じになります」
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
兎角とかくする内に渡邊が帰って、筆写書類を見せた、戸籍を見るとゆき子の母は家附の娘で前夫も入夫ようしであったが、十八年前死亡し、それから一年ほどしてから、今の善兵衛が入家した後、長男の善太郎が生れたので、母はゆき子が十七歳、善太郎が十一歳の年に病死した、ゆき子は数え年二十二歳としてあった。
誘拐者 (新字新仮名) / 山下利三郎(著)
妖姿冶態正春闌 妖姿ようし 冶態やたい まさはるたけなわなり
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
うごかしがた確證くわくしようとゞめ、※一まんいち他國たこく容嘴ようしする塲合ばあひには
「男の頭髪おぐしと女の頭髪おぐし、色を変えるに致しましても、いささか薬剤が違います。……鳶尾根末かびねまつ亜鉛華あえんか麝香草じゃこうそう羊脂ようし魚膠ぎょこう雷丸油らいがんゆ疱瘡ほうそうで死んだ嬰児みずこ脳漿のうしょう、それを練り合わせた塗抹剤……お着けすることに致しましょう」
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
篤胤ののこした仕事はおもに八人のすぐれた弟子でしに伝えられ、その中でも特に選ばれた養嗣ようしとして平田家を継いだのが当主鉄胤かねたねであった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)