“やうし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
養子45.5%
楊子18.2%
夜烏子9.1%
洋紙9.1%
舎大人9.1%
養食9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あはれなるは繼子まゝこ身分みぶんにして、腑甲斐ふがひないものは養子やうしれと、今更いまさらのやうになかのあぢきなきをおもひぬ。
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
是水路このすゐろ日本道五百里ばかりなり。さてくだん標準みちしるべ洪水こうずゐにてや水に入りけん、○洞庭とうてい赤壁せきへき潯陽じんやう楊子やうしの海の如き四大江だいこう蕩漾周流たうやうしうりうして朽沈くちしづまず。
夜烏子やうしは明治三十年代に、今日昭和年代の文壇とは全然その風潮を異にしてゐた頃の文壇に、其名を限られた一部の人に知られてゐた文筆の士である。
来訪者 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
粗悪な洋紙やうしきちらしたやうに
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
町中にあるすず舎大人やうし(本居宣長)の遺蹟をのぞき、城址へのぼって、宣長文庫を見て降りる。冬の旅は、寒い寒い。腹もすきごろ、和田金のこんろを囲む。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひと(三三)郊祭かうさい犧牛ぎぎうざるこれ養食やうしすること數歳すうさいするに(三四)文繍ぶんしうもつてし、もつ(三五)太廟たいべうる。ときあたつて、(三六)孤豚ことんたらんとほつすといへども、けん