“大江”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいこう58.8%
おほえ17.6%
だいこう11.8%
たいかう5.9%
タアカン5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふと見ると、大江たいこうの岸にはおよそ四、五百艘の軍船が並んでおびただしい食糧や武器や馬匹などをつみこんでいるのでびっくりした。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
丹波道たにはぢ大江おほえの山の真玉葛またまづら絶えむの心我が思はなくに」(巻十二・三〇七一)というのも序詞の一形式として書いておく。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
是水路このすゐろ日本道五百里ばかりなり。さてくだん標準みちしるべ洪水こうずゐにてや水に入りけん、○洞庭とうてい赤壁せきへき潯陽じんやう楊子やうしの海の如き四大江だいこう蕩漾周流たうやうしうりうして朽沈くちしづまず。
われなげく満ちたるもののめでたさと寂しさをもつ大江たいかうの水
昔から文献では鴨緑江と書くが、土地の支那人は「大江タアカン」と呼んでいる。隅田川を大川と呼ぶ類であらう。