“だいこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ダイコウ
語句割合
乃公86.4%
大江9.1%
大公4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たといいかなるものでも、社会の階級の何種に属する女でも乃公だいこうが気に入ったものをという主張をして、華族でも、士族でも、町家の娘でも
政談十二社 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
是水路このすゐろ日本道五百里ばかりなり。さてくだん標準みちしるべ洪水こうずゐにてや水に入りけん、○洞庭とうてい赤壁せきへき潯陽じんやう楊子やうしの海の如き四大江だいこう蕩漾周流たうやうしうりうして朽沈くちしづまず。
おさわは同じ船頭仲間の河童かつぱ大公だいこうと呼ばれてゐた、眼が円くて口が尖んがつた男の妹であつた。おさわは左の眼が髑髏のやうにへこんだ独眼であつた。
泥の雨 (旧字旧仮名) / 下村千秋(著)