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養子
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やうし
ふりがな文庫
“
養子
(
やうし
)” の例文
神佛の
感應
(
かんおう
)
まし/\天よりして
養子
(
やうし
)
にせよと授け給ひし者成べし此家を
繼
(
つが
)
せん者
末頼母
(
すゑたのも
)
しと
語合
(
かたらふ
)
を吉之助
潜
(
ひそか
)
に聞て心の内に
冷笑
(
あざわら
)
へど時節を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
あはれなるは
繼子
(
まゝこ
)
の
身分
(
みぶん
)
にして、
腑甲斐
(
ふがひ
)
ないものは
養子
(
やうし
)
の
我
(
わ
)
れと、
今更
(
いまさら
)
のやうに
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
のあぢきなきを
思
(
おも
)
ひぬ。
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
恐
(
おそ
)
らく
此後
(
こののち
)
も
無
(
な
)
からうと
思
(
おも
)
ふ。
今
(
いま
)
の
處
(
ところ
)
では
養子
(
やうし
)
を
仕
(
し
)
やうとも
考
(
かんが
)
へて
居
(
を
)
らぬ。されば
若
(
も
)
し
生活
(
せいかつ
)
に
餘
(
あま
)
りある
時
(
とき
)
には、それを
悉
(
こと/″\
)
く
注
(
そゝ
)
いで
遺跡
(
ゐせき
)
の
發掘
(
はつくつ
)
を
成
(
な
)
し
得
(
う
)
るのである。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
其方儀
養子
(
やうし
)
又七に
疵
(
きず
)
付
(
つけ
)
剩
(
あまつ
)
さへ不義の申
掛
(
かけ
)
致候樣下女きくに申
付
(
つけ
)
る段人に
母
(
はゝ
)
たるの
行
(
おこな
)
ひに
非
(
あら
)
ず
不埓
(
ふらち
)
至極
(
しごく
)
に
付
(
つき
)
遠島
(
ゑんたう
)
申
付
(
つく
)
る
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
其
(
その
)
我
(
わが
)
まゝの
徹
(
とほ
)
らぬ
事
(
こと
)
もあるまじきなれど、
愁
(
つ
)
らきは
養子
(
やうし
)
の
身分
(
みぶん
)
と
桂次
(
けいじ
)
はつく/″\
他人
(
たにん
)
の
自由
(
じゆう
)
を
羨
(
うら
)
やみて、これからの
行
(
ゆ
)
く
末
(
すゑ
)
をも
鎖
(
くさ
)
りにつながれたるやうに
考
(
かんが
)
へぬ。
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
其方儀
養子
(
やうし
)
又七に
疵
(
きず
)
付
(
つけ
)
候
節
(
せつ
)
篤
(
とく
)
と樣子も見屆ず其上
妻
(
つま
)
常
(
つね
)
娘
(
むすめ
)
熊
(
くま
)
手代
(
てだい
)
忠
(
ちう
)
八不屆の儀を存ぜぬ段
不埓
(
ふらち
)
に付
江戸構
(
えどがまひ
)
申
付
(
つく
)
る
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
當主
(
たうしゆ
)
は
養子
(
やうし
)
にて
此娘
(
これ
)
こそは
家
(
いへ
)
につきての
一粒
(
ひとつぶ
)
ものなれば
父母
(
ちゝはゝ
)
が
歎
(
なげ
)
きおもひやるべし、
病
(
やま
)
ひにふしたるは
櫻
(
さくら
)
さく
春
(
はる
)
の
頃
(
ころ
)
よりと
聞
(
き
)
くに、それより
晝夜
(
ちうや
)
瞼
(
まぶた
)
を
合
(
あは
)
する
間
(
ま
)
もなき
心配
(
しんぱい
)
に
疲
(
つか
)
れて
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
石之助
(
いしのすけ
)
とて
山村
(
やまむら
)
の
總領
(
そうりやう
)
息子
(
むすこ
)
、
母
(
はゝ
)
の
違
(
ちが
)
ふに
父親
(
てゝおや
)
の
愛
(
あい
)
も
薄
(
うす
)
く、これを
養子
(
やうし
)
に
出
(
いだ
)
して
家督
(
あと
)
は
妹娘
(
いもとむすめ
)
の
中
(
なか
)
にとの
相談
(
さうだん
)
、十
年
(
ねん
)
の
昔
(
むか
)
しより
耳
(
みゝ
)
に
挾
(
はさ
)
みて
面白
(
おもしろ
)
からず、
今
(
いま
)
の
世
(
よ
)
に
勘當
(
かんだう
)
のならぬこそをかしけれ
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
到底
(
とても
)
これに
相續
(
そうぞく
)
は
石油藏
(
せきゆぐら
)
へ
火
(
ひ
)
を
入
(
い
)
れるやうな
物
(
もの
)
、
身代
(
しんだい
)
烟
(
けふ
)
りと
成
(
な
)
りて
消
(
き
)
え
殘
(
のこ
)
る
我等
(
われら
)
何
(
なに
)
とせん、あとの
兄弟
(
けうだい
)
も
不憫
(
ふびん
)
と
母親
(
はゝおや
)
、
父
(
ちゝ
)
に
讒言
(
ざんげん
)
の
絶間
(
たえま
)
なく、さりとて
此放蕩子
(
これ
)
を
養子
(
やうし
)
にと申
受
(
うく
)
る
人
(
ひと
)
此世
(
このよ
)
にはあるまじ
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“養子(養子縁組)”の解説
養子縁組(ようしえんぐみ)は、具体的な血縁関係とは無関係に人為的に親子関係を発生させることをいう。英語では "adoption" といい(第2義)、日本語にもこれを音写した外来語「アダプション」「アドプション」がある。
(出典:Wikipedia)
養
常用漢字
小4
部首:⾷
15画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“養子”で始まる語句
養子根性